『BANANA FISH』リアルタイム古参ファンの備忘録

原作『BANANA FISH』を別コミでリアルタイムに読んでいた古参ファンの備忘録です。備忘録ゆえ、徒然なるままに話題やテーマが前後すると思います。また、私見なので内容については参考程度に留め、ノークレームでお願いしますwご了承くださいm(__)m

アッシュまたは吉田秋生先生に一番聞きたいこと!

新年明けましておめでとうございますm(__)m

この4日ばかり更新を途絶えさせてしまった。

私も年末年始は人並みに旅行やら年始回りやら引きこもりやらで

PCを開けなかったため、やっと本日ブログを再開した次第。

 

さて、今回は私が『BANANA FISH』で一番疑問に思っていることを述べたい。

それは

「アッシュはいつ英二に惚れたのか?」

 

マンガを読み返してみると、1巻での初対面でアッシュは英二に対して

警戒心はなさそうだが、さほど興味もなさげなつっけんどんな態度。

加えて英二が「人を殺したことある?」と聞いた時、

「ガキだな、あんた」と返し、童顔な英二を思い切り子ども扱い。

どうにも惚れるような展開ではない。

 

だが、銃を触らせてほしいという英二にあっさり「いいよ」と銃を渡す。

この時点ですでに英二に心を許しているのが分かる。

そんな英二をアッシュの弟的存在のスキップが称賛する。

「アッシュが他人に銃を触らせたのは初めてなんだぜ~」みたいな感じで。

 

この後、オーサーの一味がなだれ込んで来てドンパチが始まり、

スキップは英二をかばいながら逃げ出す。

アッシュはそんな2人を助けようとするが、あくまでもスキップを

助けるためであって、英二のためではないように思う。

 

この時点では、アッシュにとってはまだスキップが一番。

英二は正直、スキップにくっついてるコバンザメのような存在ではなかろうか。

 

そして3人で逃げる最中、英二のあの伝説の(?)棒高跳びのシーンになるわけだが、

アニメではここでアッシュが英二に惚れたような描写だった。

マンガでは英二が壁を飛び越えているだけのシーンで、

アッシュのセリフは特になかったため、気持ちが読み取れない。

実際にアッシュはこの場面で英二に惚れたのだろうか?

どうなの、アッシュ?オバサンに教えてちょうだいっ!!

 

これは私が『BANANA FISH』と対峙してから常に疑問だった。

私はぶっちゃけ、英二はそんなに好きではない(クレームが来そうだが…)。

英二のせいでいろいろトラブルに巻き込まれたりするし、

アッシュの役に立ったこともあまりない(←精神的には役立っているが)。

月龍が英二に「アッシュは君を守るために人を殺すのに、

アッシュのためであっても君は人を殺さないんだね」とかの

セリフを吐いていた覚えがあるが、まさにソレ。

バトル面において、英二は全くアッシュの役に立っていない…。

 

続く

ショーターの最後のシーンに出てくるマリア様について

前回の記事のように、マンガ愛好家からは絶大な支持を誇っていたようだ。

だって1位があの!国民的マンガの「ドラえもん」ですよ?

ドラえもん」に次いで2位なんてすご過ぎる…。

本来は吉田秋生先生が誇るべきことだが、やはり自分のことのように嬉しいヽ(^o^)丿

と同時に「どこにこれだけのファンがいるのだろうか?」とも思った。

私のように姿を隠しているファンが少なからずいたのだろう…。

あぁ、マンガの社会的な地位が低かった当時が忌まわしい!!

 

さて、今日は別巻の『プライベートオピニオン』について語りたい。

これにはアッシュとブランカの出会いや、

ショーターとの出会いについても描かれていて、

アニメ版9話のショーターの死の場面に繋がる(と思われる)エピソードがある。

 

バナナフィッシュを打たれ、アッシュの目の前で英二を襲うショーター。

そしてオーサーの悪魔のささやきで最後のとどめを刺そうとする。

が、その瞬間、アッシュが魂の叫びで「ショーターーー!!!」。

一瞬、我に返ったショーターはアッシュに「殺してくれ」と頼む。

 

この場面で、ショーターは柱のレリーフ(マリア様か?)に目を向けている。

これはショーターがアッシュの叫びとマリア様の像で我に返ったように

描かれているが、このマリア様は「プライベートオピニオン」における

ショーターとアッシュの関係性を表しているのではないだろうか?

 

ショーターは初めてアッシュに出会った時、誰かに似ていると思った。

しばらく思い出せなかったのだが、後になって自分が偶然持っていた

絵ハガキのマリア像にアッシュが似ていると気付く。

 

ショーターにとってアッシュはマリア様のような存在に見えていた。

アッシュ=マリア様とすると、そこに一瞬だけ救いを求めたのではないだろうか。

それがあの9話でオマージュとして描かれているような気がした。

もしかしたらどこかにそんな製作者側のネタバレがあるかもしれないが、

私の私見では勝手にそのように憶測している。

 

つくづく第9話は見ていてツラい内容だった…。

でもショーターがアッシュと見紛うマリア様に見守られながら

死ぬことができたとしたら、それだけが唯一の救いだ。

 

ぜひ「プライベートオピニオン」も併せてお読みいただきたい。

英二とシンのその後も描かれており、フィッシャー必読の1冊である。

ショーターよ、安らかなれ…( ノД`)シクシク…

『BANANA FISH』連載当時の人気は?

BANANA FISH』の連載は今から33年くらい前で、

当時はまだサブカルチャーなどという言葉は聞いたことがなかった。

そしてマンガやアニメが好きな高校生(しかも女子)はイタい存在だったので、

私は友達と『BANANA FISH』はおろか、他のマンガの話をした記憶もほぼなく、

どれだけ『BANANA FISH』が人気があったのかを知る由もなかった。

 

変われば変わるものだ…。

現代の若者は当然のようにアニメやマンガを趣味の一つにし、

その話題で大盛り上がりし、聖地巡礼などにも行き、うらやましい限りだが、

それくらい当時はマンガやアニメオタクはイタかった。

 

ちなみに私は全くオタクではない。

小学生の頃「未来少年コナン」にハマってから、アニメージュアニメディア

毎月本屋さんへ買いに行くのだが、絶対に友達に見つからないよう、

こっそりと買いに走っていた←ネット販売もない時代ですからっ!

友達が家に遊びに来た時には、これらの雑誌は隠しておいた。

 

こんな黒歴史(?)があるからマンガやアニメは恥ずべき物という意識がずっとあり、

なるべくハマらないように気を付けて生きてきた。

そのおかげで何とかオタクにならずに済んだのだが、

今の時代、サブカルジャンルの知識がないと、

逆にコミュニケーションを取るのも難しいのかもしれない。

 

話が逸れたが、上記のような理由で『BANANA FISH』の当時の人気は存じ上げない。

語れるような友達も周りにいなかったし、SNSもない時代ですからっ!

でも連載終了後に月刊宝島?とか何かで

「絶対読むべきマンガはコレだ!」とか「後世に残したいマンガ」

みたいな特集が組まれた記事を読んだことがある。

1位は「ドラえもん」、そしてまさかの2位に『BANANA FISH』!

 

宝島とかって主に男性が読む雑誌ではないだろうか?

その中に少女マンガが堂々のランクイン!

しかも2位!

 

隠してきた『BANANA FISH』熱が呼び起こされた私は、

雑誌を購入し、その特集部分だけ切り抜きにした記憶があるが、

確か15年ほど前の引っ越しの時にバッサリ捨ててしまった…。

あの時の自分の決断を、今激しく後悔しているorz

 

続く

『BANANA FISH』マンガ版とアニメ版での表現の違い

前回の続きで、アマゾンプライムのおかげで何とか

アニメ版の内容に追い付いた私だが、

第9話「ワルツは私と」の回がツラくてツラくてたまらなかった…。

ショーターのあまりにもむごい結末は、アニメでは見たくなかった…。

リアル過ぎて脳裏に焼き付いてしまう。

あの回だけはオブラートに包まれたくらいのマンガ版の方が何とか耐えられる。

ショーターの苦しみはもちろんだが、

アッシュの激しい苦悩と絶望がダイレクトに伝わってきて、

「こんなにしんどいシーンだっけ?」と息が詰まりそうになった…。

 

でもあの回からアッシュの本気の反撃が始まったのではないだろうか。

最初の頃のアッシュは、「そのくらいで見逃してやれ」とか、

「見境なく人を殺しやがって」的な発言が時々あったりして、

まだ人間味が感じられるキャラクターだった。

 

でも9話以降のアッシュは、自らが見境なく人を殺す人間になってしまった。

アニメ版で銃やマシンガンをぶっ放すアッシュは絵ヅラ的にはかっこいいが、

確かに「そこまで殺す必要あるかい?」とはよく思った。

マンガ版だったらあそこまでひどくはなかったのだが…。

 

吉田秋生先生のインタビューか何かを読んだら、

最終回のアッシュの死について、「アッシュがしてきたことは

自らの死をもってしかあがなえない」的な発言があった。

つまり因果応報、自業自得、身から出た錆というわけだ。

原作者がそういうお考えなら、最終回のあの終わり方も致し方ない…。

とはいえ今でもやり切れない思いでいっぱいだが( ノД`)シクシク…

 

アニメ版の方が戦闘シーンに重きを置いている気がする。

アニメならではの躍動感や臨場感を考えればもっともだろう。

24話の最終回でも血沸き肉躍るシーンが随所にあった。

(ブランカもめっちゃカッコよかった…)

アッシュのしてきたこと(見境なく人を殺す)への因果応報的な見方が

最終回で一層際立つのもアニメ版の方かもしれない。

 

でもファンとしてはあそこまで残酷なアッシュの姿はできれば避けたかった。

アッシュはマンガ版ではあんなに殺してないですよ~~~ぅ!

 

さぁ、今日もそろそろ夕食の支度をしなくては…。

今日のメニューはホットプレート焼肉だ。

ホットプレートは1回出したら3回は使うことにしている。

(一昨日/お好み焼き、昨日/ホットプレート鍋、今日/焼肉)

年末年始はいつもにも増して家事をしたくなくなるので、

各自が料理に参加するセルフメニューでお茶を濁す我が家…。

 

続く

『BANANA FISH』を振り返って思う諸々のこと2

別コミ」でも出遅れ、アニメでも出遅れた私。

つくづく『BANANA FISH』に縁がないのだろうか…orz

12話ではもうオーサーとの最後の対決の場が迫っている。

この状況でDVD化まで待てるはずがない!

かと言って動画で見るのも何だかなぁ…と思った私はアマゾンに走る!

そう、アマゾンプライム(←これは宣伝ではありません)。

 

アマゾンプライム…このタイミングでついに加入する時が来たか…フフッ。

私には一生縁のない物だと思っていたが、

BANANA FISH』のためなら本望だ。

でもとりあえず1ヶ月間のお試し視聴があるからそれで見てみる小市民っぷり。

 

アッシュが動いている!

アッシュに色が付いている!

アッシュがしゃべっている!

これだけでもう涙が出そうなくらい感動したっ!!!(実際泣いた…)

ありがとう、アマゾンプライム…(←これは宣伝ではありません)。

 

「アッシュの声がイメージと違う」とか「時代背景が違う」といった声もあるが、

アニメにはアニメならではの良さがあり、私は否定する気は毛頭ない。

ベトナム戦争イラク戦争の設定になっているのも、

アッシュがスマホを使っているのも、ほぼほぼ違和感なく受け入れられた。

それだけ『BANANA FISH』が時代を感じさせない内容だったかと思うと、

当時それだけの作品を作りたもうた吉田秋生先生に感服してしまう。

また、アニメからファンになったご新規さんにとっても、

その方が取っかかりやすかったのではないだろうか。

 

もう少しいろいろ書きたかったのだが、

残念ながら夕食の支度をする時間が来てしまった…。

ちなみに今日は鍋だ(具だくさんにしたいため我が家はホットプレートを使う)。

明日も外出予定があり、気力が続くか分からないが、

何とか命を振り絞って(?)更新していきたいと思う。

 

 

続く

『BANANA FISH』を振り返って思う諸々のこと

今日はクリスマス🎄

そんな日にこんなブログを書いててクリぼっちかと思われそうだが、

主婦である私は残念ながらぼっちではない。

むしろぼっちになりたいと願うほど、小2息子(冬休み中)がワチャワチャしている…。

サンタさんが楽天やアマゾン経由で彼にプレゼントを届けてくれたため、

それで遊んだり、年末旅行に向けての荷造りに忙しそうだ(リュックも購入)。

その傍らで、『BANANA FISH』の記憶と、ブログへの気力が途絶えない間は

何とか更新して行きたいと命を振り絞って(?)パソコンに向かう私…。

 

さて、『BANANA FISH』のコミックスを読み直してみると、

英二の顔は初登場からそんなに変化がない。

アッシュより英二の方が整っていたと言ってもいいくらいだ。

英二は目が大きいから、より少女マンガ向きだったかもしれない。

 

一方でアッシュは最初の頃はしもぶくれっぽいし、クセ毛も強いし、

横顔もまだちょっとゴツい感じだった。

アッシュが現在の顔に近くなってくるのは、3巻の後半辺りだろうか?

アニメでファンになった方は相当なショックを受けるに違いない…。

 

ところで『BANANA FISH』ワールドにハマってしまった私は、

出遅れた感が否めないが早速コミックス購入に走る!

私は気に入ったもしくは気に入りそうなマンガは決して中古では買わない。

マンガ家さんの印税にきちんと貢献したいし、

誰の手あかも付いていないワンオーナーになりたいからだ。

「あれ(アッシュ)は私のものだ…」的なパパディノのセリフがあるが、

たぶんそれと同じ感覚だろう。

 

さて、今回のアニメ化に伴い、私はまたしても出遅れた!Shit!(←お下品…)

7月から放送されていたのに、12話まで気付かなかった…orz

半分も見逃してたよ?!

新聞のテレビ欄の深夜の部分に「BANANA」しか書いてなかったから、

バナナマンの番組か何かかと思ってしまった。

まさかと思ってググってみたら、まさかの『BANANA FISH』!

痛恨のミスだ…。

 

続く

原作『BANANA FISH』との出会い2

まぁそんな感じで当初は通り過ぎてしまった私と『BANANA FISH』だったが、

翌月号からは私の中で「別コミ」NO1の存在となった。

BANANA FISH』をスルーしていた先月号までの自分に

「一体どこに目ェつけてんだよ?オラオラ」と問いたい気分だ…。

 

ところで私には2歳上の姉がいて、姉もまたマンガが大好物。

そのため、何となく暗黙の了解で私が「なかよし」、姉が「りぼん」を

毎月買ってお互いに貸し合っていた。

で、「ちゃお」と「ひとみ」は姉の友人から借りるという恵まれたマンガ人生!

そんな密輸ルートのような繋がりの中に、突如「別コミ」が現れる。

姉が新たな得意先を見つけてきたらしく、

別コミ」もまた姉の友人から毎月借りられることになったのだ。

 

高校生でありながら「なかよし」や「りぼん」はそろそろイタいお年頃…。

必然的に「別コミ」にシフトしていった感じだ。

 

閑話休題

当時何のマンガが掲載されていたのかは今となっては全く記憶にないが、

姉が「別コミ」を借りてくると、ルーティンワークのように前から順に読み進め、

BANANA FISH』には最後のメインディッシュのような思いで向き合っていた。

他のマンガの原作者の方には大変申し訳ないが、

当時「別コミ」のトップなりセンターなりを誇っていたマンガでも、

BANANA FISH』の前ではオードブルの扱いになってしまったものだ…。

ホント、私見ながらごめんなさいm(__)m

 

ところで、リアタイファンの方に聞きたいのだが、「別コミ」では

BANANA FISH』のページだけ少し黄色っぽい紙だったような

覚えがあるのだが、私の記憶違いだろうか…?

 

続く